住宅ローンを検討中の「転職」のタイミング

皆様こんにちは。代表の高橋です。

お客様とのお打合せがたくさん入ってくると「春」が近いことを感じます。
1月2月はこの地域では着工が少ないので、どうしても3月に集中してしまいます。

今年はコロナ禍ということもあり、
極力複数組のお打合せを入れないようにしておりますので尚更です。
そんな中、住宅ローン担当の私の出番も必然的に多くなってくるわけで、
なかなか忙しい毎日を過ごさせていただいております。

さて、住宅ローンの相談の中に「転職」について聞かれることがありますので、
今回はその話をさせて頂きます。

住宅ローンを組んでの住宅購入と転職を並行してお考えの場合、
いつ、どのタイミングで転職をすべきか悩む方も多いと思います。

ほとんどの方は「転職したら住宅ローンの審査には通らなくなってしまうのは?」と思われているのではないでしょうか。

実際、転職のタイミングを誤ってしまうと、
住宅ローンの審査は通らなくなる可能性が高いです。
そのため、住宅購入検討時に転職をお考えの場合は
慎重に行動することが大切です。

誤った転職のタイミングとして2つあります。

① 住宅ローンを組む直前に転職する住宅ローンは
勤続年数が短すぎると審査に通らない可能性が高くなります。
それは審査を行う際に、金融機関が勤続年数をチェックするからです。

② 住宅ローン審査中に転職する住宅ローン審査中に転職をすると
再審査になる可能性があります。
この場合も勤続年数の関係で審査に通りづらくなります。

では、どのタイミングがベストかというと、
金融機関と金銭消費貸借契約を締結し、
住宅ローンの返済を行っている段階での転職。
このタイミングは審査が終了しているため、転職をしても問題ありません。

ただ、住宅ローンを組む前に余儀なく転職される場合も考えられます。
この場合は割り切って、住宅購入を延期するというのも一つの方法です。
そして、住宅ローン審査において必要とされる勤続年数の目安となる
1年が経過したら、住宅ローン審査を申し込みましょう。

金融機関によっては、転職から1年経過すれば審査に通る場合もあります。
また、住宅ローン審査はあくまでも「安定して返済ができるか」という部分に
観点を置いているため、転職の内容によっては
転職直後でも住宅ローン審査に通る場合があります。

例えば、転職前と同じ業種でキャリアアップする場合や
転職先が大手企業の場合などは、
転職後の早い段階でも問題なく住宅ローンを組めることがあります。

他にも、住宅金融支援機構が行っているフラット35の場合、
収入条件はありますが、勤続年数は何年以上という条件はありません。

そのため、転職後の早い段階でも住宅ローン審査に通る場合があります。

大切なご家族を支える仕事や住宅購入で後悔しない選択をするために、
転職が住宅ローン審査に与える影響は多々あります。

転職と新築のタイミングが一緒になりそうな方は、
退職する前にぜひご相談ください。
ベストな方法をご提案させていただきます。