私の人生の歴史の中で、どうしても外せないラーメンが存在します。

学生だった時代から、悲しかった時、つらかった時、嬉しい時、楽しい時、すべてを知ってくれている時代を過ごした街のラーメンです。

そんなラーメン屋さんが、今年閉店してました。

お店の老朽化？いつもトラブルがあった周辺への路駐の問題？

詳しくは分かりませんが、東京を離れて20年。

街も人も変わります。

でも心のどこかで「そのラーメン」はいつもそこで待っていてくれると思っていました。

そんなはずはないのにね。

そんな切ない気持ちでいっぱいだった年末。

なんと・・・！

その店の従業員さんが独立して、近くに店を出したという情報が！

居ても立っても居られず、行ってまいりました。

見事に並んでました。

もちろん、待ちます。

待つこと30分。

出てきたラーメンは、あの思い出の匂い！

やっぱり美味い、美味過ぎる！

背脂のバランスが非の打ちどころなく完璧。

あの味に間違いありません。

私の青春の味です。

おそらくこの1杯、都内で食べられる背脂系の中でも異次元のレベルの高さだと思います。

この味を伝承してくれた新しい店のオーナーに感謝し、またしばらくは青春の味を味わえる喜びを胸に、長野へと戻ってまいりました。

ラーメン一杯でここまで人を幸せにできるって素晴らしいですよね。

私も家というもので、幸せを感じて頂けるように頑張ります。